2015年08月28日

「霊性の時代」の開拓者たち  福島智氏と東田直樹君

「宇宙の兄弟たちへ@スピリチュアルブログ」では、昨日「おすすめのスピリチュアル本はありますか?」というアンケートを取られていました。

ちょうど今、おススメしたい本がありますので、ここでも紹介させて頂きます。(ここの処、お仲間ブログ「光の進軍‥」の方に専念したり日常の雑事に追われ、気がつけば10日も記事の更新が出来ませんでした!)。

スピリチュアル本‥という範疇からは少しはみ出ていますが、すべての命は霊(スピリット)であるという観点に立てば、人間が書いてスピリチュアルでない本などあり得ない気もします。

おススメの本の筆者達はお二人とも、あえて覚悟の上で、障害をかかえて「この世」に生まれてこられたような過酷な試練を(正に!)生き抜いておられます。そのなかで「人間の精神」というものの強さ、美しさを証明するような言葉を発し続けている方々です。

彼らのように、持って生まれたハンディを克服し“自分が今いる場所から言葉を発信する”人々は、他にもたくさんいらっしゃいますが、お二人の言葉が特に研ぎ澄まされて美しく聞こえるのは、抱えている試練の厳しさが人並み外れているからでしょうか?

あきらめずに過酷な試練に挑戦すること自体が、優れた結果を生み出す原動力となることを彼らが証明してくれているようです。(翻って自分の甘さに愕然とします。)

健常者の多くが、言いたいことも言わず、本音を隠し、戦いもせず、自分の境遇に甘んじて不平不満だけを募らせている中で、誰よりも過酷な境遇に身を置きながら、すべての人の希望の光になるような、言葉を発信されるお二人を知った時、ほとんどの人が自分の弱さ、ふがいなさに頭を垂れるしかないのではないでしょうか?

そんな勇者たちがこの同時代にいてくれることを伝える本やメディアがあることは、本当にありがたいことです。

紹介する二人の共通点は、本来なら他者とのコミュニケーションなど絶対不可能と思える状態から奇跡的に抜け出して(不断の努力の賜物ですが‥)、自分の心の奥底からの言葉を発することに成功し得たこと。

自分にしか発することのできない言葉を発し、その言葉を受け止めてくれるひとが居ることのうれしさ、感動を彼ら自身も得て、人間の喜びが、他者とのコミュニケーションや他者と繋がるということとどれだけ深く関わっているのかということを教えられます。

健常者(?‥わからなくなりますが)が普段疎かにしがちな、「他者に自分の思いをちゃんと伝えること」は、彼らにとっては、正に「生きて在る」ことの証明のようなもので、それを疎かにすればたちどころに暗闇に閉じ込められるギリギリの処から発せられた言葉なのですが、悲壮感はそれほどなく、むしろ軽やかで、美しい言葉が紡ぎだされていくようです。(まだ福島智氏の本は読んでないのですが、少なくとも東田直樹氏はそうです。)

人間の精神が言葉になって現れるなら、「ぼくの言葉は命と共にある」と語ることが許された精神が、如何に喜びに満ちているか、想像するだけでこちらまでうれしくなります。

「この世」に人間として生まれた喜びや悲しみを、一番過酷な環境におかれた彼らこそが痛切に知っており、凡人に気づきを与える役割を担ってくださるという逆説的なことが起こるのも、「この世」ならでは‥なのかも知れません。

天国に比べれば地獄のような「この世」では、普通にしていれば必ず?堕落するので、あえて厳しい制約を自らに課して生まれてこられたのでしょうか?
彼らが、皆に、人間本来備わっている“ある力”に気づかせ、発する言葉が誰よりも優しくナイーブで、誰よりも力強い のもすべて“計画通り”なのかも知れませんが、それで何が変わるか?変わらないか?は、“生きてみなくちゃわからない”のは、お互い様! 

というわけで、一人ひとりに備わった、人間の「精神の力」のスゴさを思い起こさせてくれる本だと思います。

以下、アマゾンから、レビューなど抜粋して紹介します。


ぼくの命は言葉とともにある (9歳で失明、18歳で聴力も失ったぼくが東大教授となり、考えてきたこと)2015/5/30

福島智

ぼくの命は言葉とともにある.jpg



我独りでは、我あらず
投稿者 cltom18 投稿日 2015/7/19

私は障害を持っているがこんなにがんばって生きている的な、チープでシンプルな本ではない。レヴィナスは、「哲学者の仕事は、存在の意味を説き明かすこと」と言ったが、存在の意義について考えさせられる良書であると思う。デカルトは「我思う故に〜」と述べたが、真っ暗な宇宙空間に独り放り出されたような盲ろうの世界で、全く他者や他の物を認識出来ないとき、果たしてそれでも自分は存在しているといえるのだろうか。著者は、他者とのコミュニケーションによって自分を認識していくような、まるでブーバーの「我−汝」の関係を自らの経験から導き出している。文体は平易で、中高生から読める。アイデンティティを確立しつつある年代の人には特に読んで欲しい。引用として、フランクル、ブーバー、ヤスパース。神谷美恵子、パスカル…と自分としては好きな思想家が多かったので、うなずくことが多かった。逆境においてどのように振る舞うかという点で、小松左京のSFが紹介されていた。人間の使命感や崇高さを彼の作品から読み解いた著者が、小松左京の晩年に直接会ってそのことを本人に話したら「世の中に一人でも私の作品をそのようにきちんと読んでくれた人がいてうれしい」と涙を流しながら話をされた、というくだりもよかった。

言葉の銀河, 2015/7/16

投稿者ロビーナ

震えるほど強く優しい言葉に打たれ、
生かされているわたし、生かされている今への
喜びがこみあげる、命の本。

・何があっても生きていれば、人生というテストに
八十点から九十点は取れたようなものじゃないかと思います。

・(神谷美恵子氏の言葉を引用して)
人間の存在意義は、その利用価値や有用性によるものではない。

・(吉本隆明氏の言葉を引用して)
わたしたちはまえを向いて生きているんですが、
幸福というのは、近い将来を見つめる視線にあるのではなく、
どこか現在自分が生きていることを
うしろから見ている視線のなかに、ふくまれるような気がするんです。

・与えられている命を投げ出すことは
生きたくても生きられなかった人たちへの冒涜である。

言葉の銀河だ。


ゆびさきの宇宙―福島智・盲ろうを生きて
ゆびさきの宇宙―福島智・盲ろうを生きて.jpg



最も参考になったカスタマーレビュー
クヨクヨしてはいられない!
投稿者 みょっき 投稿日 2009/8/9
形式: 単行本
数ヶ月前に見たNHKの爆笑問題の番組で、福島智さんを知りました。
全盲ろうという極限の状態にありながら東大の教授という地位にあり、それより何より人柄の明るさ、機転が利いたユーモアに惹かれ、心に残っていました。
新聞の書評でこの本を知り、すぐ購入しました。
福島さんは幼い頃から、片目づつ見えなくなり、更に片耳づつ聞こえなくなります。
その過程の本人や親の苦しみが胸に迫ります。
しかし、彼は言います。「目が見えないことも耳が聞こえないことも辛い。しかし1番辛いのは他者とコミュニケーションがとれないことだ。地球から引き剥がされて真っ暗な宇宙空間に一人だけ放り込まれた様な感じがする。」と。
人間にとって、他者とのコミュニケーションは魂の命綱なのだという主張に共感します。
そして、人間にとって1番重要なことは生きていること、それだけでもう人生という試験の95点位は取れているという言葉に励まされます。
福島さんの世界をもっと知りたくて、お母様の書いた本、奥様の書いた本も立て続けに読みました。
一人でも多くの人に福島さんを知ってほしい。
人生に疲れている人に生きる勇気を与えてくれる本だと思います!

跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること 単行本(ソフトカバー) – 2014/9/5

東田直樹
飛び跳ねる思考.jpg


最も参考になったカスタマーレビュー

人生は悲しいと彼はいう
投稿者 るるー 投稿日 2014/9/23
形式: 単行本(ソフトカバー) Amazonで購入

最近放送されたNHKのドキュメンタリーで、初めて私は東田さんの存在を知った。
自閉症児を持つ世界各国の親の間で、東田さんの著書は歓迎され感謝され求められているという。
純粋に私はその内容を自分でも体感したくなった。

手元に届き、二時間ほどで、一気に読んだ。
すばらしい本だった。

テレビの中の東田さんも十分にその内面は知性にあふれていたが、こんなにも深く人生を見つめ、思考し、哲学しているとは、その重度自閉症の様子から誰が想像するだろう。
人生を思考する上で、一般的に言われている健常者と障害者のくくりであるらしい自閉症者のボーダーは、あるのだろうか。
私にはそのようなくくりは無いように思えた。
むしろ、己と他社と人生とを、いつも思考しているという東田さんの円熟の域にさえある人生観に、己は深くシンクロするのだ。

人生は悲しく、そして美しいと東田さんは言う。
そのとおりだと私も思う。

友人に貸してしまったので、今手元に書籍が無く、正確な引用ができないのだが、上のほうから眺める自分が、路上でなにやら騒がしい人がいるのを発見する。よく見るとそれは自分であり、その姿に苦笑してしまう。という意味の言葉が書かれていた。
この世界には自分の居場所がないとも、東田さんはいいう。
こんなにも素晴らしい感受性と知性を内面に抱え、理解しあえないとはどんなに切ないことだろう。

人生は切なく、そして美しいと、本当にそう思う。


後書きがない方が良かったです。
投稿者ama2015年7月5日

形式: 単行本(ソフトカバー)

東田さんの言葉に、心の中を風が吹き抜けていくような
爽やかな気持ちになりました。

しかし、佐々木俊尚氏の後書きは不要だったと思います。
せっかくの爽やかな気持ちが、最後に気分悪くなりました。

「差別はいけない」と言いながら、日本人差別者のように
思えました。「中国人や韓国人というだけで『日本の敵』と
見なしちゃったり…」という部分が気になります。反日国は
紛れもなく「日本の敵」です。

反日国の人間に日本人が虐殺されてきた事実、歴史捏造や、
子供の頃からの反日教育、日々行われている反日活動を
佐々木氏は知らないのでしょうか。

本文とは関係ないところが気になってしまいました。


素晴らしい!

投稿者un_2015年5月10日

形式: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入

ここまで、言葉にできる力、深い言葉に、ただただ感動するばかり。
生きる力をもらいました。




























































タグ:人間・天才
posted by megamiyama at 13:26| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症等  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/424933321
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック