2015年05月22日

「頭脳と利己主義がなければ…?」  武田教授の仮説について

昔「滅私奉公」という言葉があったように、常に「私」より「公(共同体)」を重んじてきた日本。

戦後、否応なしに西洋化が進められた結果、とくに教育や政治の世界では、「個性」や「個人の権利」を尊重することが最大の眼目(「大義」はなくなった?)になってしまった「日本」ですが、果たしてそれで、本当に日本人は幸せになったのか?日本は良い国になったのか?という反省が、やはり必要でしょう。

最近注目している「弥栄の会ブログ」さんは、武田邦彦教授が発信される言葉に注目されています。

megamiyamaがこの教授をテレビで初めてみたのは、ン十年前の「タモリの笑っていいとも」。
二酸化炭素地球温暖化説が如何にインチキであるかを科学者の立場から滔々と語られ、テレビ的にも相当インパクトのある登場のされ方でした。(確かその頃“オモシロ教授”を呼んできて語らせるコーナーができ?「そこまで云って委員会」でいつも“三宅さん”を激怒させていた田嶋洋子女史も、ここから出たと記憶しています。)

あの時、視聴者に地球温暖化問題について、新たな視点をもたらしたという意味で、画期的な役割を果たされた武田教授ですが、世間の“間違った常識”をひっくり返すことに「使命」を感じておられる科学者さんなのかも知れません。
しかし福島の原発事故では、一旦こうだと思うと黙っておれない正義感が裏目に出て、肝心な時に世間に迎合して自分の視点の方をひっくり返してしまわれたように見えました。(放射能の恐怖を必要以上に煽る方向に行ってしまわれたのは、残念なコトでした。あくまで日本の原子力研究者としての立場に踏みとどまって発言してほしかったです。)

武田教授の“人の良さ”と“偏った正義感”が、科学者としての目を狂わせたのではないかと落胆しましたが、その後、タダの“脱原発過激派”にとどまらず、お構いなしに“独自の進化”を遂げていらっしゃったことが、最近の「弥栄の会のブログ」でわかりました。

武田教授の関心は、今や「人間の精神と健康の関係」に向かっているようです。
やはりある意味、最先端の科学者なのかも知れません。(科学者がやっと「物質」ではなく「人間」に興味を持ち始めたという意味で…)

神道の「随神の道」や仏教が説く「無私無我」の境地の尊さを知っている日本人は、「我を張って調和を乱すこと」を“恥”とするメンタリティを持っていますが、日本人にしては自己主張の旺盛な武田教授の口から、「利他や無私の精神が、身を助ける(寿命を延ばす)」という話を聞くと、外人さんに日本を褒められたような、科学者に“お説教”をされたような、少しくすぐったい気分になります。

まあ、無理な西洋化が日本人の心身を損なってきたのは、確かでしょう。

しかし、いつまでも鎖国を続けるわけにもいかず、避けては通れない道でもあったでしょう。

かくて、“日本の西洋化”は災いが多く、“世界の日本化”に希望を託すしかない時代となりました。



「弥栄の会のブログ」 http://earth.kurasu.biz/index.php?QBlog-20150521-2

【新☆健康法】長寿の秘訣は集団に貢献すること(武田邦彦)

中部大学教授・武田邦彦氏の音声メッセージから、長寿法に関する興味深い仮説をシェアいたします。





動物の世界を見ると、人間で言われている健康と大きく違うところがあります。

ひとつは「医療や栄養学が無くても健康で、自分の死期を自動的に知って苦しまずに、恐れずに死に臨む」という特徴があります。
もうひとつは、「集団に寄与できなくなると、健康でも命を終わる」ということです。

また奇妙に思うことは、人間に飼育された動物は同じ種類の野生の動物と違って、独特の病気にかかることです。
例えば「鳥インフルエンザ」がそうで、野鳥は原則として発症しません。「家禽病」、つまり「人間に飼われること」が病気の元になるという病気が多いのです。

つまり、人間が健康を害したり、寿命が短くなるのは、

1) 知識があるから、

2) ストレスがあるから、

3) 利己主義だから、

4) 調理しすぎだから、

と考えられます。

3)は動物界で共通のことで、寿命を決める健康状態とは個別の血圧とかの健康状態ではなく、集団に寄与しているかということで決まります。

哺乳動物では閉経後のメスやはぐれオスの寿命が極端に短いのは「集団で貢献できない個体は健康でも死ぬ」ということを示しています。

幸い、人間の社会は複雑なので、いろいろなことで社会貢献ができます。女性の場合は主としてお世話が有効で、男性では社会の役に立っている人は大体は長寿です。

人間の場合、特にヨーロッパ文化は「個人が良ければ良い」ということですが、人間を含めた多くの哺乳動物はそんなに簡単な運命を持っているわけではなく、「個人より集団に貢献するほど長生きできる」というのが普遍的な原則のようです。

例えば、フィンランドなどの実験によると、健康に注意している人ほどガンになるという例が出ているのですが、もしかしたらこれは、自分の健康に注意すると何か集団としてのプレッシャーが来て、それが知らず知らずのうちに自分の寿命に影響してくるのではないかとも考えられます。

「自分の健康」より「社会に貢献する」ことに重点を置く「健康法」というのがあるのではないかと思います。

(平成27年4月29日)




武田教授の仮説から考えれば、女性のほうが男性よりも若干平均寿命が長いのは、家庭的な女性は生涯にわたって家族やご近所のお世話をするのに対して、社会的な男性は仕事をして引退してしまうと集団的な存在価値を喪失しやすいからかもしれません

また、話が飛びますが、宇宙人の寿命が地球人と比べてはるかに長いという理由にも、個人か集団かという精神性の違いがかなり影響しているのではないでしょうか。andromeda123.jpg
















このことは、「私たちは人間関係を学ぶ(体験する)ためにこの世に生まれてきた」という、スピリチュアルな考え方とも合致します。
人間は、他の人間との関わりの中で自分の命を輝かせることができます。

(やしろたかひろ)
posted by megamiyama at 10:24| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故、原発問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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